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なーさんのしろいおひげから学ぶ、いろんな発達の可能性。

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まっしろなおひげ / ほめられて大はしゃぎしながらおひげをぬぐう人

またちょいとご無沙汰しました。
なーさん、遠足いったり(親子でよみうりランドに行ったの!)、
消防車に乗りにいったり(通園で先生が連れて行ってくれたそう)、
保育園との交流会で大はしゃぎしたり(これも通園で先生に連れて行ってもらった)、
大変元気に幼児しております。
いまちょっと鼻風邪ひいてますが、それでも元気元気でございます。
年長さんになってから、本当に本当にタフになりました。
ありがたし。


さて、写真ですが。

まあ、いわゆる「牛乳ひげ」というやつですね。
なーさんは牛乳飲めないひとなので(軽くアレルギー)「飲むヨーグルトひげ」だけど。


いやあ、なーさんにもひげが作れるようになったんです!!
これって、とっても嬉しい写真なのです。


祝!コップで水分飲めるようになりましたぁ



・・・さて、ここから摂食だけでなく知的発達のところまで、
ながながーと話をしちゃいましょっと。





とりあえず、なーさんのコップのみ獲得までのお話し。

2008年夏、三歳半くらいでストロー飲みに開眼し、
それまでのトロミづけの液体による水分摂取を卒業したなーさん。
それから、水分摂取はほぼ100%ずっとストローでした。
どこにでもストローマグを持ち歩く生活。

2009年後半くらいから、レンゲで少しずつすすり飲みをする練習をしましたが、
しばらくはずっと「すする」ということがわからず・・・
といいますか、たぶん、上唇を液体にひたすのがあまりお好きでなかった印象。。。

・・・ってわけで、しばらく「もう一生ストローでいいんじゃん?」と思っていたけれど。


「すすって唇をとじてごっくんする動きが出来るようになることで、
 ことばの発声のバリエーションがぐぐっと増えるし、
 口の中の動きの発達がうながされて、摂食の機能もぐぐっと進むんだ」



ということに(ようやく)うっすら気づき始めた頃、
OTの先生や通園の先生方のかいがいしく熱心で根気よい介助と、
外面はわりといいなーさんの性格とが実を結びまして(!?)、
2010年夏の後半ごろから、なーさん、
通園で先生達がのませてくれるぶんには、ストロー不要、コップのみ100%になりました。
つたなさはまだあるけど、ごくりごくりとのどを鳴らしつづけて麦茶を飲むように。

そして、家では甘えてストロー飲みをしたがることが続いたものの、
9月からは、ジュースとドリンクヨーグルトならコップで飲むように。
そして最近では、お茶も一応わたしの介助でも飲んでくれるようになりました。

ストロー飲みからコップ飲みまで、足かけ丸二年!!

いやあ、なーさん頑張りました。
いや、圧倒的に、先生達ががんばってくださいました。感謝感謝。


なーさん、すごい笑顔でコップのみをします。
ほめちぎるとそれはそれは嬉しそうです。
そして、「ぶっっぶぶぶー」「ぶかっ!ぶかっ!」「ぶひゃー」とか言います。

かなりうるさくはありますがorz
唇をとじて「破裂音」をつくって発音できるようになったんですね。
なーさん語がぐぐっと増えてます(^-^)


さて。
ここからちょいと掘り下げてみる。


正直、「なーさんはもう一生ストロー飲みでいいか」って思ってました。
固形物の摂食も、「もう一生中期食でいいか」と長く思ってたし。


でも、摂食機能って、ほんとうに大事なもので。
摂食機能があがる努力をしていくと、
たぶん風邪もひきにくくなり身体状況が安定するし、
ことばの発語の機能もすこーしでもやっぱり確実にすすむし、


摂食機能の発達は、知的発達へのものすごい刺激になるんですね。


もちろん、知的発達がすこしすすむから摂食が少しすすむってところもあって、
この辺は、「にわとりが先かたまごが先か」って感じでもあるんですが。

今回、あたりまえのようでいて、あらためて理解したこと。

とにかく、ある部分の発達をめざそうと思ったら、
その部分だけ刺激していけばいいわけではなくて。

身体機能・知的機能、両方のバランスを考えていくことが大事。

身体機能には細かくわけると、
粗大運動の部分・微細運動・姿勢保持機能・口腔機能
・・・エトセトラエトセトラ、
それらがバランス良く充実することで、お互いの発達の可能性をさらに高め合う。

そして知的機能も、身体機能のバランスの良さがある程度裏付けにできてくると、
さらに進みやすくなったりするものだ。

そして、らせん状にくみあわせた組み紐を細く長く寄り合わせていく、
そんなイメージで、
こどもの色んな機能って、
お互いを刺激しあいながら、少しずつでものびやかに発達していくんだなあ。



そういうことを、娘なーさんのコップ飲み機能の獲得を通して、
あらためて学んだ気がしています。


成人の精神科診療だけしていると、
例えば、多動のお子さんが、椅子の足元にビート板一枚敷いて、
高さの調整と足裏の感覚過敏への対策をしてあげるだけで、
かなり落ち着いて椅子に座ってごはんを食べられるようになったり、
朝の集まりで落ち着いて先生のおはなしを聞いていられる時間が長くなる、
・・・なんてことを見ると、目からうろこだったりするわけですが。

こういうのも、身体バランスを少々整えることで
知的発達への促し・社会適応能力の向上が、ものすごく後押しできる例でしょうか。

よく考えると、成人の精神科臨床の場においても、
認知症のお年寄りの椅子を工夫して褥瘡(床ずれ)対策をちょっとするだけで、
痰などの分泌物が減り、食事量が回復したり、表情がよくなったり、
ってことは、よくあります。

そういえば、わりと根っこは似たことだった。


知的レベルや生活機能を維持する・向上するためには、
いつも生活機能全般に細やかな目配りをし、
慣れたことにも定期的にちょっとした見直しをし、
気づいたことにはお手当てを怠らずにしていく。

気づきを増やせるようにするために、ひとりで頑張らない。
いろんな人とチームワークをくんで、
いろんな人のアドバイスに積極的に耳をかたむける。



なーさんの摂食機能について、一時あまり期待をもたなくなったっていうか
「もうこんな感じでもわたしもなーさんも幸せなんじゃないか」
と正直思っていたわたしですが。

チャレンジする可能性があるかぎりは、チャレンジすべきだし、
そのことで、より幸せが増えるし、周りへの負担が減らせるんだ。


先生達がそっとプッシュアップしてくれて、また意欲がとりもどせました。

わたしもそういう経験を生かしていかないといけませんね。



コップ飲みの場面で、またなーさんとわたしの笑顔が増えたと思います(^-^)
なーさんのハナの下をながくのばしたほくそ笑みがどんどん増加中。
わたしの親バカ度もどんどん増強中。


というわけで、最後はおのろけに終わりました。えへへ許して(^-^)ゞ



| 食事のこと(摂食・形態食について) | 2010.10.23 Saturday |
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2008年夏、3歳半ころから、ストローで水分をとることができるようになってくれました。外出時にいちいちトロミドリンクを小分けして持ち歩かずにすむようになり、とてもラクです。ブリックパックはそのまま添付のストローで飲ませますが、レストランで頼んだジュースはグラスで出てきてこぼしそうなので、こちらに移し替えて飲ませます。ぐびぐびいきます。